などなドア

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教養を感じさせる語彙使いで、英語上級者を目指してみる

英語で大体の日常会話は不自由しない筆者ですが、ネイティブや英語が上手だなと思う人と比べて足りないと感じることがあります。
それは、「語彙の使い方が単純」だということ。
どの言語でも、語彙が豊富で使いこなせている人は教養があって知的な感じがするものです。
語彙が豊富であることはそのまま思考力の高さにも繋がります。

以前「語彙力を高める」ことについて記事に書きましたが、今回は英語を使用する時の語彙力について書きたいと思います。

www.nadonadoor.jp

幅が広い単語は注意

話すにしても書くにしても、英語を使う時に意識したいことは、何か。
それは、ズバリ「意味の幅が広い単語は避ける」ことです。
これは、英語に限らず日本語でもそうなのですが、外国語となると、ついいろいろな意味に使える単語が便利でたくさん使いたくなってしまいます。
それらを避けることで語彙の幅が広がり、教養ある印象を与えることができるのではないかと思います。
具体例を次に述べていきたいと思います。

いろんな単語にくっつく副詞「Very」

「Very」はいろいろな単語の前について程度の強さを表します。
いろいろな単語につけることができるので強調するのに便利なのですが、使いすぎると幼稚に聞こえてしまいます。
Veryを使わなくても他の単語で言い換えることで程度を強調することができるので、言い換えると良さそうです。
以下のインフォグラムが便利です。

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(出典:Flogging the Quill

活用の幅が広い動詞「Take、Have、Do」など

オンライン英英辞書の「Dictionary.com」によれば、「take」には127も用法があります。
例えば、以下のように、「take」は別の単語と同じような意味を表すことができます。

Choose whichever you wish.(好きなものを選んでください。)
Take whichever you wish.(好きなものを選んでください。)

僕らが毎日やっている最強の読み方;新聞・雑誌・ネット・書籍から「知識と教養」を身につける70の極意」という本の中でも

英語でいうと「take」や「have」「do」といったいろいろな意味に使える動詞ばかり使う人は語彙数が少ない、すなわち教養のない人間とみなされます。 

と書かれていました。

世界を舞台に仕事をしている佐藤優さんが言っているので説得力があります。

活用の幅が多い動詞は、文脈や組み合わせる単語によっていろいろな意味を表せるため、使いやすいです。
しかし、多用するとあまりスマートではありません。
特に、少しオフィシャルな場では使うのをできるだけ避けた方が良いかもしれません。

より意味を的確に表せる単語に置き換えて使うのが良さそうです。
既出のオンライン英英辞書「Dictionary.com」などで調べて他の単語を探してみましょう。

程度の幅が広い形容詞「Good、Bad」「Big、Small」など

一部の形容詞「Good、Bad」「Big、Small」などは、いろいろな文脈で使えます。

しかし、細かい程度を表すことができなかったり、文脈によって微妙に意味が変わったりします。
以下の画像にあるように、使う時によって異なる表現があるので、適切なものを選ぶ必要があります。

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(出典:EnglishLearnSite.com

まとめ

いろいろな場面で使える意味の幅が大きい単語は、便利な分、意識しないと相手に幼稚な印象を与えてしまいます。
ある程度英語が上達してきたら、語彙の選択に気をつけてみてはいかがでしょうか。